がりがりボードゲームおかわり

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バトルグラウンドのクエスト環境での勝ち方(2022/10/16時点)

■ボードゲーマーにオススメ。面白すぎる「ハースストーン バトルグラウンド」(バトグラ)

2021年振り返りの記事でも触れた「ハースストーン バトルグラウンド」を継続してプレイしています。

kokuhaku-gari.hatenablog.com

プレイし始めてからの1年半でプレイ時間は1000時間を超えました。

先月リリースされた大型アップデートで始まった「クエストシステム」も非常に面白く、特にハイペースに遊びました。

(余談ですが初め「クエストシステム」を聞いた時、これはもしかすると楽しめないかもと思ったのですが、結果的にはものすごい面白い仕上がりになっていて、ゲームデザイナーのすごさを感じました。)

遊び方としてはひたすらランクマッチを回しています。かねてより目標として、「レート10000」(アクティブユーザーの上位0.1%相当)を掲げていました。

これまでの環境はレート9000台まではいけていたのですが、そこからの伸びが足りずレート8800~9600のレンジでひたすら上下してレート10000まで届かずに2環境連続レートリセットになっていました。(2022年5月には9500に到達していましたので、そこから500伸ばすのに5ヵ月かかったことになります。)

今回のクエスト環境は順調に勝ててレート10000の目標達成。その後も継続して回していると、サーバー内ランキング二桁順位まで到達できました。

 

 

バトルグラウンドはアップデートが頻繁に入るゲームです。

そのため、特定環境の攻略記事の賞味期限は非常に短いです。

(この記事を書いてる最中にもパッチが当たり、フラァグルと明らかな凶器が調整されました。そこまで大きな影響はないパッチだと思っています。)

「バトルグラウンド」というゲームに対してのシステム面での考察や攻略の方が普遍性があり、記事としての価値が高いと言えます。

しかし、今回はあえて今環境の自分がプレイ中に考えていることを徹底的に文章に吐き出して、自分が好きだった環境の記録としてだけでなく、その中からゲーム全般(特にカードゲーム)の「環境について思慮を深めること」との感覚に触れられる記事にできればと思います。

 

■攻略対象の環境と私の成績

期間:10/1~10/11

レート変動:9503→11115(+1612)

試合数:74試合

平均順位:3.28位

複数回プレイしたヒーローの平均順位:

10/1はそれまでの環境を支配していたクエスト報酬「盗んだ黄金」の出現率が大幅に減るパッチが当たった日です。

また、上記はデッキトラッカーの履歴で残っている範囲の記録です。

(プレイ中にスマホに持ち替える、ということをよくするので記録されていない試合が5試合程度はあるかと思います。)

 

■出現種族(BAN)に関して

今環境で最強の種族を挙げるとするならば、間違いなくマーロックでしょう。

特に、所謂手数系の種族であるメカ・獣がBANの環境ならば上位4人が全員マーロック染め構築の試合も珍しくありません。

適性のあるヒーロー(菌術師フラァグル、恐竜使いブラン、ジャンディス・バロフ)シナジーのあるクエスト報酬(刻み刈り獲らん・共に行く友(マーロック)、教育玉)、5発見でのブラン・ブロンズビアード獲得などの要因が重なれば、メカ・獣の手数を受け切るだけのバフスピードもあります。

次に強い種族はメカでしょう。クエストを早期に達成する必要がある環境で、グレード3にハジキロボ・自己増殖型メナスと言ったキーミニオンがいるのが強く、超電磁というキーワードと相性が多いクエスト報酬がすごく多いのも大きな追い風です。

(メカと相性のいい報酬:アニマの賄賂、儀式用ダガー、別人格、小さな子分、帳簿の改竄、明らかな凶器、細部に宿る悪魔、血まみれの手、動物園舞踏伝)

グレード6のオメガバスターまではいかず、ハジキ軸で完結することが多いです。

また、聖なる盾・挑発を超電磁した錆きの聖者を右端において、盤面に聖なる盾持ちを並べる所謂餅つき構成も、相手がリロイを刺してくるまでの間一気に強くなるので是非覚えておきたいテクニックです。

三番手の種族はグレード5に強力なミニオンがまとまっているです。

優勝のハードルは高いですが、グレード5発見が成功すれば入賞率はグッと高くなります。

残念な点を挙げるとすれば、相性が良いと言えるクエスト報酬が明らかな凶器・儀式用ダガー・盗んだ黄金くらいところでしょうか。メカと同じぐグレード6のゴルドリン軸にはしないことがほとんどです。

また、今環境のキーミニオンを1体上げるのならば悪夢の融合体でしょう。

圧倒的な受けの広さとマンティッドの女王の種族カウント1を確実に稼ぎますので、最終盤面まで連れていくことがほとんどです。

毒々フィンでの猛毒付与やマジウザ・オ・モジュールでの聖なる盾付与、海賊に染めてない際に酒場に出た義足の義賊のバフ先、と全種族のいいところ取りができます。

今環境の最終構成としてある形は、

・毒マロ構成

・メカ構成(ハジキ軸)

・混成(大暴走リロイ+マンティッドの女王+強化した聖なる盾持ちミニオン、洞窟ヒドラ・エネミーリーパー、頽廃ナーガ戦士など3種族程度)

・獣構成(ワニ・熊軸)

です。

 

■よく取るクエスト報酬に関して(達成条件とのバランスで強いと思う順、レア報酬は除く)

●刻み刈り獲らん(テンポ・バリュー使い分け可能)

効果の強力さの割に、条件が軽いことが多いです。

ブラン・ブロンズビアードを置くことで効果で2倍になるので、発見できればグッと勝利に近づきます。

選択した場合は主にマーロック構成を目指すことになりますが、サブプランで取れる選択肢も豊富です。

例えば、

・混成ルート→ブラン・ブロンズビアード、金ミナジェリのジャグを目指す、マーロックBANならアニヒランのバトルマスターも強い

・メカルート→メタルトゥース・リーパーで毎ターン攻撃力をバフしていく。組むまでのハードルが低い地響き使い構成のようで中盤勝ちやすい

といった形です。

序盤取りがちな貝殻収集家が重なれば、報酬効果で毎ターン2コイン支給してくれることも覚えておきたいです。

●帳簿の改竄(バリュー)

8コインまでに達成できるならば積極的に取りたい報酬です。

ホガァァァ船長が重なればぶん回りますが、そうでなくても明確な軸になります。

厨房の悪夢ノミ・メカ(超電磁)との相性も良く、トリプルを作れると一気に大型のミニオンが出来上がります。

バリュータイプの報酬なので、達成が遅れると軸にしようとしても間に合わないです。

ダガー(テンポ寄り)

献身の英雄が強化できると強いです。

同じ断末魔2体並べて、育った後にトリプルしてバフを1体にまとめるテクニックは是非覚えておきたいです。

軽いことが多いので早期の達成を目指したいです。達成が遅れたり、達成してから断末魔を集め出しても間に合いません。

最終系はリロイマンテッド混成になるので、種族をかぶらせないことも意識したいです。

自己増殖型メナスを超電磁できれば、ハジキロボや悪夢の融合体もバフ出来ます。

●アニマの賄賂(テンポ・バリュー)

ミニオンを買い売りすることに意味のある効果と当然相性が良いです。

達成後は大きなスタッツのミニオンでテンポを取りつつ、徐々に戦闘向きのミニオンにバフを移していけます。

●血まみれ(テンポ)

軽いことが多いので、早期達成で中盤番長になれます。

強化したミニオンに盤面を任せてグレードを上げられます。

もちろんこの報酬も超電磁と相性が良いです。

●小さな子分(テンポ)

血まみれの手と同じく軽いことが多いので、早期達成で中盤番長になれます。

メカは低グレでも後付けで聖盾つけれるのでバフする価値があります。

もちろんハジキロボが強化対象になれば強力です。

●教育玉(バリュー)

マーロックと特に相性が良いですが、他の種族で構成を組みやすいです。

教育球が酒場に並べてくれる献身の英雄、バロン・リーヴェンデア、ブラン・ブロンズビアード、ウーサー・ザ・ライトブリンガー、トンネル爆破係、ザップ・スライウィックの便利セットは覚えておきましょう。

●別人格(テンポ)

血まみれの手、小さな子分と同じく軽いことが多いので、こちらも早期達成で中盤番長になれます。もちろん、超電磁と相性が良いです。

強化された酒場は、悪魔で食べても強いです。

●明らかな凶器(テンポ)

戦闘中に召喚されるトークンにもバフが乗るので、断末魔と相性の良い報酬です。

獣や悪魔、メカがいると非常に強力です。

特に、ネズミ軍団が1体取れただけで圧倒的な戦闘力で中盤番長になれます。

●被害者の亡霊(テンポ)

ナーガ・キルボア・マーロックと相性が良いです。

トークンありの構成で取るとトークンが対象になることが非常に多く、ただの1金になりがちです。

また、ガラクロンドで無理なく早期達成できるとぶん回ります。

 

以上がよく取るクエスト報酬です。

並べてみるとわかりますが、テンポに寄せることを意識しています。

ランクマッチでは下位落ちしないことに重きを置いて、とにかく達成が早いものを優先してます。

 

■クエスト条件に関してのメモ

●恐怖の悲鳴

グレード1に雄たけびが多い今のミニオンプールですが、条件の数が軽いことが多いです。

そのため 5コイン目の雄叫びミニオンはなるべく手札に抱え推奨です。

報酬が刻み刈り獲らんならぶん回りを狙えます。

●殺人凶器の発見

単純に血の結石や単体バフで達成は難しいです。

一気に稼ぐ方法としてグレード2のンゾスの落とし子やユレールがあります。

その他、ソルトスケイルの班長、フェルフィンのナビなどマーロックを絡めてカウントを稼ぐ方法としてもあります。

●遺骨の掘り起こし

恐怖の悲鳴と同じく、比較的軽いことが多いです。

この条件があるため、3コイン目の禁固番と海の荒くれの優先度が少し高めです(もちろんトークン系の方を優先して取ります)

報酬が儀式用ダガーの時強いです。

●犯人の特定

最小は2回ですが、3回以上が条件の時は苦しいです。

カウントを達成するために戦闘前にわざと盤面弱くすることは下位落ちに繋がりやすいです。

最小の2回の時は達成しやすく強い条件であることが多いです。

●殺人の再現

いずれ達成できるので安心できる条件です。

ただ、他の戦闘中にカウントが進む条件にも言えますが、コンシードやサーバー落ちなので早期に死体が発生している卓だと、それを踏むと1ターンのロスができる影響が非常に大きく、そのまま下位落ちにつながることもあります。

 

■積極的に取りたいヒーロー

●恐竜使いブラン

グレード1、グレード2の悪魔に雄たけびミニオン追加されたことやマーロック強化により立ち位置が大きく良くなったヒーローです。

もともとヒーローパワーの条件である雄叫びミニオン5体購入の達成がターンをまたぐ場合、手札に抱えていましたがクエストにより5コイン目に手札にミニオン抱える行為のより正当化されました。他のヒーローも3on3など、5コイン目は盤面が弱いことが多いこの環境をうまく活かせます。

もちろん、報酬で刻み刈り取らんが見えた時は積極的に取りましょう。

●カートラス・アッシュフォールン

ミニオンを売り買いする行為とクエスト達成の条件の相性の良いです。

3回目のヒーローパワーを達成すると、超電磁でのバフやトークンが強化されるので、今環境強いメカと相性が良いです。

●フックタスク船長

元々最強クラスのヒーローでしたが、グレード1のミニオンプールが絞られたことによりトークンが取りやすくなり、さらにトリプルが作りやすくなりました。クエスト達成条件とヒーローパワーの相性がいいです。

●スニード

「グレード1つ下のランダムなミニオンを召喚する断末魔を付与する」というヒーローパワーとクエスト達成条件で相性が良いものがたくさんあります。

具体的には断末魔カウント、召喚カウント、死亡カウントです。

エスト報酬でも明らかな凶器や儀式用ダガーの相性が良いです。

これらのいずれかの条件・報酬を引けるとまず下位落ちはしないでしょう。

仇討ちミニオンとの相性の良さは相変わらずので、4発見で獲得も目指したいです。

●サウルファング元帥

装甲グレードが最大の割にヒーローパワーが強いです。

特に今期強いメカと相性がいいので、メカ構成を目指してプレイしましょう。

●ロカラ

ロカラもサウルファング元帥と同じく、メカと相性が良く装甲グレードも高めです。

エスト条件で「殺人凶器の発見」が引けた場合、ヒーローパワーでカウントを簡単に進められます。

●偉大なるアカザムザラク

マローロックありの場合、終盤毒対決になりますがその際にヒーローパワーで1手稼げるのが強いです。

エスト条件「殺人凶器の発見」と競争心の相性が良いです。

●フラァグル

マーロックが主役の環境ですので、当然強いです。

エスト報酬(刻み刈り獲らん・共に行く友(マーロック)、教育玉)、5発見でのブラン・ブロンズビアード獲得のいずれかができれば、終盤の毒の差し合いまでは生き残れるでしょう。

 

■おわりに

現状、自分が種族・クエスト条件・クエスト報酬・ヒーローに関してプレイ中に意識してしていることまとまりなく書き出してみました。

こういった要素要素の知識を体系的に身に沁み込ませることが、環境に対する理解を深めるということなのだと思います。

バトルグラウンドはボードゲーマーであれば必ずと言っていいほどプレイ適正があるゲームだと思っています。

未プレイの方も始めやすい時期だと思いますので、是非プレイしてみてください。

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