がりがりボードゲームおかわり

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ボードゲーマーへの「カルドセプト」のススメ(カードゲームとボードゲームの差とは?)

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●タイトル:カルドセプト

●開発元:大宮ソフト

●発売:一作目 カルドセプト→1997年(セガサターン

   最新作 カルドセプトリボルト→2016年(3DS
 

■はじめに

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(引用元:Amazon | カルドセプト リボルト - 3DS | ゲーム

ボードゲームを始めたてのころ、よく思っていたことがあります。

それは「ボードゲーマーがカルドセプトやったら面白すぎてビックリするんじゃない?」ということです。

カルドセプトとは1997年に発売されたボードゲーム+トレーディングカードゲームコンシューマーゲームです。

ボードゲーム+トレーディングカードゲーム……このフレーズだけでもワクワクしませんか?

セプター(カルドセプトのプレイヤーの呼び名)でボードゲームに流れてくる人はかなり多い印象なのですが、逆は聞いたことがありません。

これはカルドセプトの新作が5年前の3DSで止まっていることの影響が大きいと思いますが、知名度がそこまで高くないのも原因の一つかと思います。

今日はボードゲームカルドセプトの親和性を紹介して、一人でも多くの人にその魅力が伝わればなと思って記事にさせていただきます。

 

■僕のカルドセプト

僕が本格的にカルドセプトを知ったきっかけは、DS版が発表されたことか、「ニコニコ動画」で対戦動画をたまたま見かけたことのどちらかだったと思います。

子供のころカードゲーム好きだったこともあり、すぐに「これはプレイしてみたい!」と思いました。

しかし、当時はDS版発売前であり、オンライン対戦に対応しているドリームキャストも持っていなかったのでプレイはDS版発売までお預けとなりました。

それまで繋ぎとして遊んだのが携帯ゲームアプリのカルドセプト モバイル アナザーキャプチャー」です。

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(引用元:

https://dengekionline.com/data/news/2006/10/31/65bfff187c996a12699fed72bef23dec.html

こちらはカルドセプト本編の世界観・カードのデザイン(グラフィック・名前)を受け継いでいますが、ゲームシステムは似て非なる別物です。

サイコロは登場せず、1対1で行われるデッキ持ち込みの対戦ゲームでカードゲームの色がかなり強いです。

オンライン対戦可能で、度々カードのバランス調整も行われかなり楽しみました。

定期的に公式オンライン大会も開催され、携帯ゲームアプリの中では一番遊んだゲームでした。

話の本筋とはずれますが、こういったガラケー時代の携帯ゲームアプリや現在のスマホゲームはサービスが終了した時点で稼働ができなくなってアーカイブとして残らないのが寂しいですね。

その後、待ちに待ったカルドセプトDSが発売。

楽しみすぎて、発売日の前の日にゲームショップに行ってフライングゲット出来ないか店頭で聞きました(断られました)

バッチリはまって、4年後発売した初代のリメイクである3DS版「カルドセプトもハードごと購入。そしてさらに4年後の2016年に現在の最新作であるカルドセプト リボルト」が発売され、そちらも購入しプレイしました。

なので、僕のカルドセプト歴は

カルドセプト モバイル アナザーキャプチャー」→「カルドセプトDS」→「カルドセプト3DS)」→「カルドセプト リボルト」となります。

 

■カードゲームとボードゲーム

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 (引用元:カルドセプト® リボルト | ニンテンドー3DS | 任天堂

なぜカルドセプトをボードゲーマーに勧めたくなるのか、を考えると現代のボードゲームの特徴・魅力はなにか?という問題に答えることにつながると思います。

ボードゲーム」というキーワードで定義される範囲はとても広く、机の上で道具を使って遊ぶゲームすべてが含まれるかと思います。

しかし、今まで一般的にボードゲーム聞いて思い浮かんでいた「将棋」「チェス」と違い、現在一般的に流行りつつあるボードゲームの特徴としては「1対1ではない」という要素が重要ではないでしょうか。

もちろん、現在はタイマンで遊ぶゲームが続々とリリースされていますが、今ボードゲームを遊ぶとなった時そういったタイマンゲームをメインで遊ぶという方は少ないと感じます。

また、ボードゲーマーでありながらカードゲーマーであるという方は多数見られます。(僕もその一人です)

カードゲームTCG、DCG)はまさしく「1対1で遊ぶ」ゲームです。

カードゲーマーボードゲームに惹かれる一因には、カードゲームにはない複数人同時に遊べるという要素があると思います。

僕は、カードゲームを遊ぶとボードゲームがしたくなり、ボードゲームをやるとカードゲームが恋しくなります。

そして、カルドセプトはなんと、ボードゲームとカードゲームが融合したことで実現した夢の「”1対1ではない”カードゲーム("複数人戦"ができるカードゲーム)」なのです。

カードゲームの楽しさであるカード収集、デッキ構築などの要素がありつつ、対戦中はボードゲームのように複数人で遊ぶことによるインタラクションの複雑性、場の盛り上がりがあるのです。

 

カルドセプトはどんなゲーム?

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 (引用元:カルドセプト

では、カルドセプトとはどんなゲームなのでしょうか。(上のイラストも導入としてすごくわかりやすいので見てみてください)

よく言われるのはいただきストリートモノポリー」+「カードゲーム」です。

スゴロクのようにサイコロを振ってマップを周回するのですが、止まったマスにモンスターを召喚して自分の土地にできます。

以後、この土地に止まった自分以外のプレイヤーは通行料を自分に支払わなければなりません。

もし支払いたくない場合は、カードをプレイしてこの土地を侵略します。侵略に成功すれば通行料は支払わなければ良いだけでなく、土地を奪うことができます。

また、土地にレベルという概念がありお金を払うとレベルアップでき、通行料をアップしたり土地の価値を上げることができます。さらに、同じ属性の土地を複数個持つ事により「連鎖」が起きて土地の価値が上がります。こうして価値の上がった土地を売却→また別の土地に再投資といった土地運用の要素も強いです。

こういった土地の奪い合いや運用をしていき目標の総資産に到達したプレイヤーが勝ちです。

その他、モンスターごとに戦闘で発揮する特殊能力や盤面上で活躍する秘術を持っていたり、様々な効果をもたらし対戦相手を邪魔したり自分の動きを強化できる呪文カードや、株のような役割をする護符・属性石などの要素もあります。

ボードゲーマーのみなさん、このルールを聞くとワクワクしてやってみたくなりませんか?

 

■おわりに

カルドセプトDS以降大体4年周期で新作が発売されていました。

しかし、2016年のカルドセプトリボルトから4年以上経っていますが、まだそういった情報は残念ながらありません。

僕含め多くのセプターは、Switchなど最新ハードで新作が出てくれることを望んでいます。

ボードゲーム業界が盛り上がり、桃鉄が爆売れした今こそ、カルドセプトの新作があればもしや一大ブームになるのでは……!と思います。

今ですと現行最新作である3DS版「カルドセプトリボルト」が一番入手しやすく、オンライン対戦も可能です。(COM対戦だけでも十分楽しめます)

ハードさえ持っていれば、小箱のボードゲームを買う程度の価格で楽しむ事が出来ます。

もしこの記事を読んで興味を持たれた方は是非プレイしてみてください。

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